東京都文京区千石パーソナルトレーニングスタジオKame7代表ダイエット&脚やせトレーナーの吉田尚弘です。
「基礎代謝」という言葉はご存知でしょうか?何となく知っているけど…逆に基礎代謝ってなんだっけ?という方もいらっしゃると思います。
実は基礎代謝はダイエットする上でもとても重要なんです。今回はダイエットのためにも、ご自身の体を知るためにも大切な「基礎代謝」について今一度、確認しておきましょう。
まずは、基礎代謝の”代謝”って何なのか?よく代謝がよいとか悪いとか言いますが、いまいちはっきりとは理解できてないですよね。そこから確認していきましょう。
▼ 目 次
代謝とは
代謝とは生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。となっております。
まぁ、これじゃあ何だかよく理解できないですね。
参考記事 代謝とは
とても簡単に言ってしまえば、酸素を吸って食べた物を燃やして二酸化炭素と水を排出して、熱を発してエネルギーを作る過程を言っているわけです。
極端に言えば生きていること自体が代謝!とも言えるかもしれません(笑)
基礎代謝とは
では、代謝に”基礎”が付いた、基礎代謝とは何なのか?「生体の生命維持のために最小限必要な代謝。絶対安静時で一定時間に個体の消費するエネルギ―を測定し、それを基礎代謝量という」となっています。難しい。。。
参考記事 基礎代謝(Wikipedia)
基礎代謝とは横になって12時間ゴロンとした状態で生きていくために必要な代謝、エネルギー量を言います。これが多いほどエネルギーを消費してくれますからダイエットには有利ですよね。
では具体的には体内のどの部分で代謝、エネルギーを消費しているのか確認してみます。人間の体はあらゆる臓器でエネルギーを作り熱を発してますから。これがダイエットには重要です。
体の部位別に見る基礎代謝
骨格筋 22%
肝臓 21%
脳 20%
心臓 9%
腎臓 8%
脂肪 4%
その他 16%
どうですか?
上から順番に見ていきましょう。骨格筋が22%を占めていますが、骨格筋とは骨格を動かす筋肉ですね。まぁこれは男女差、個人差がありますから数字は変わってきます。当然、筋肉が多い方がエネルギー消費量は増えますね。
続いて肝臓が21%、肝臓ってそんなにカロリー消費するの?と思うかもしれませんね、肝臓の働きは多岐にわたりますのでそれだけエネルギーも必要なんです。そして脳が20%、これはすごいですよね。個人差があるとは言え骨格筋と近い数字ですから。
続いて心臓、腎臓、脂肪、その他で37%、心臓って24時間休まずにドックン、ドックン動いている割にはエネルギーを使わないとは意外ですし、体脂肪もエネルギーを消費してくれるなんてこれも興味深いですね。
基礎代謝をダイエットに生かす
体の部位別に基礎代謝を確認してみました。
最初に基礎代謝はダイエットに重要だというお話をしました。痩せるたにはエネルギー(カロリー)を消費すれば痩せるわけですから、エネルギーを消費する基礎代謝量が多い方が痩せるわけです。であれば、基礎代謝量を増やせば痩せやすくなるということになりますね。
では、実際に基礎代謝をアップする方法を探っていきましょう!そこでポイントになってくるのが、代謝の約6割を占めている骨格筋、脳、肝臓です。ここに注目していきましょう。
骨格筋を動かす
骨格筋は唯一増やすことができる部位です。当然ですが筋肉が増えれば消費エネルギー量が増えるので基礎代謝はアップしてダイエットには有効です。ただ男女差や個人差が大きいので、男性の方が筋肉が多く痩せやすいのは事実です。しかし、女性の場合は必死に筋トレしたとしてもあまり筋肉は増えません。
では、どうしたらよいかといえば、日ごろから筋肉を動かすこと!これが大事です。四六時中運動してね、という意味ではないです。日ごろから歩くとか家事などを頑張って筋肉を使う時間を増やすという意味です。私達は筋肉を動かすことで消費エネルギーは何もしてない時と比べて1.5倍になります。これは動かすしかないですね!
肝臓を労わる
肝臓は代謝だけじゃなく様々な物質を無毒化する働きもあり、本当にエネルギーを消費する臓器です。肝臓は日ごろから全力で働いて、特に解毒しなくちゃいけないのがお酒、アルコールです。アルコールは体にとっては毒物ですから、肝臓で酢酸になるまで無毒化されます。問題は無毒化する期間は肝臓の代謝はストップしてしまうので、消費エネルギーが減ってしまう事なんです。つまりお酒を飲むと太るというのは、代謝がダウンするからということも原因のひとつです。ですからアルコールは飲みすぎない方がいいわけです。お酒が入ると食欲も増進しますしね。
脳を使う
皆さんも、学生時代(今でもかな)長い時間勉強しているとお腹が空く経験はないでしょうか?やはり脳も使うとエネルギーを消費するのです。
ただ、脳をどう使うかが大事だと思います。脳を活性化させる方法について私は専門家ではないので、色々と調べましたが、本を読む、計算をするなどの他に軽い運動やポジティブシンキングも意外と大事なのです。
参考記事 脳の活性化の方法
まとめ
基礎代謝という観点からダイエットを見た場合、基礎代謝量は簡単には増やすことはできないので、代謝の6割を占める骨格筋、肝臓、脳の3つの活性化が重要だとい事が解りました。日ごろから体を動かし、考え、笑顔で接し、そしてアルコールはほどほどにすることが大切だという事ですね。
そうすれば、ダイエットも成功しやすくなりますよ。