BLOG

振り向き動作で5歳若返る

東京都文京区千石のパーソナルトレーニングスタジオkame7代表ダイエット&脚やせトレーナーの吉田尚弘です。

若々しさ。これは男女問わず誰でも維持したい!と思うものです。その若々しさの基準は色々あると思いますがファッションもそのひとつでしょうし、
考え方、体型もあると思います。その中でも若々しさを感じるひとつとして、動き・動作があります。今回は動作の中でも、最も若々しさがでる(私の独断と偏見ですが)振り向き動作についてお話します。

振り向き動作とは

振り向き動作は、後ろから「吉田さーん」と呼ばれた時に、「はーい!」と言って後ろを向く動作です。振り向くというのは、体を捻って回転させる動きになりますが、同じような動きではゴルフのスィング、野球のバッタースィングなんかも同じような動作になりますね。
実はこの捻り動作は、人間の動きにとってとても基本的な動作のひとつになります。

この振り向き動作、主に骨盤の動きと背骨の回転によって行われますが、今回は背骨の動きにフォーカスしてみたいと思います。


これは骨格模型です。背骨には上から首の骨である頸椎、肋骨がくっ付いている胸椎、腰にある腰椎、お尻にある仙骨・尾骨で構成されています。
その中で振り向き動作で重要なのは12個の骨から成る胸椎と5個の骨からなる腰椎です赤いラインで囲った部分は胸椎で黒いラインで囲った部分は腰椎になります。

若々しい振り向きと、そうでない振り向き

まずはこの動画を見てください。

この動画で、動作①と②がありました。まず①は上半身が捻って振り向いているのが解ります。それに対して②は大げさな動きでしたが、上半身を捻らずに
体全体で振り向いてます。どちらが若々しいかといえば、当然①の方ですよね。

つまり、背骨(胸椎と腰椎)の可動域が狭くなると年老いた動きになってしまうという事なんです。②の振り向きは高齢者の方でよく見かける動きだと思います。

胸椎・腰椎の可動域

「では背骨が捻るようになればいいんだね?」と思ってしまいますが、実はそうでもないのです。ここで大切になってくるのが胸椎と腰椎の動きです。

これは胸椎の捻じりの動きを示した図ですが、骨が横に滑って回転しているのが解ると思います。胸椎と腰椎はそれぞれ回転する可動域があり、胸椎は30度
腰椎は5度で胸・腰椎合わせて35度回転できることになります。単純計算して胸椎は12個の骨で形成されていますので1関節が2.5度、腰椎は5個の骨なので1関節で1度の可動域になります。つまり胸椎の回転、捻じりの可動域の方が広いことになります。

しかし、実際のところは胸椎の可動域は姿勢の悪化によって胸椎の可動域が狭くなってしまいます。そうなると腰椎で回転動作をしようとしますが、何せ腰椎は5度しか回転できませんから、かなりの負担になります。結果、腰痛の原因になったりするわけです。よく、ゴルフなどで腰を痛める方は、胸椎の可動域が狭くどうしても腰椎で回転しようとするので、それが原因のひとつと考えられます。

胸椎ストレッチ

では、胸椎の可動域が狭くなってしまったら、諦めるしかないのか?いえ、そんなことはありません。年齢にもよりますが胸椎の可動域は広げることは可能です。そのためには上半身を捻るストレッチが有効だと思います。色々なストレッチ法がありますが、動画でご紹介するストレッチは道具も使うことなく椅子に座ってできるので、やりやすいと思います。

 

如何でしたでしょうか?ちょっと複雑な動きですがやってみると意外と気持ちいいストレッチです。注意点としては腰を捻らずに胸椎の部分をしっかり捻る意識でストレッチを行いましょう。動作改善で5歳若返りますよ!

関連記事

PAGE TOP