東京都文京区千石、巣鴨、駒込パーソナルトレーニングスタジオkame7代表ダイエット&脚やせトレーナーの吉田尚弘です。
スラッとした脚のラインは女性であれば誰でも憧れるものですね。脚やせ、美脚になるために必要な事は沢山あるのですが、
その中でも重要な事のひとつに足関節のアライメントがあります。足関節とは足首あたりの関節になりますが、なぜそこが大事なのでしょうか?
▼ 目 次
足関節のバランス
足関節とは
足関節は図のように細かい骨が集合体です。これらの骨は靭帯で繋がっており微妙にバランスを取りながら歩行するわけです。
足関節は大まかに前方、中部、後部の三つに分けることができますが、今回、特に重要になってくるのが踵の部分。踵骨、距骨と書いてある部分ですね。
この距骨には脛の骨である脛骨と腓骨がくっ付いています。それが図のBのように”ほぞ継ぎ”のような構造になってます。
黒い四角で囲った部分が距骨で、緑〇で囲んだ部分が腓骨で外踝になり、赤〇で囲った部分は脛骨で内踝になります。
足首の関節は腓骨と脛骨で挟み込むようになっているわけですね。
正しい重心で立つ
足関節は沢山の関節がバランスを保って立っているわけですが、そこには正しいバランス(重心)の位置があります。
正しい重心とは立っている時、人差し指から踵の中央のラインです。これは実際に立ってみると、意外と難しいと思います。
この状態で片足立ちになるとさらに難しさが増します。この重心を維持するためには、足底のアーチが重要です。偏平足の方、甲高の方はなかなかアーチを意識するのは大変です。つまり、正しい重心で立っている方は少ないのです。
でも、なんで正しい重心で立たなくちゃいけないのか?
それは、足関節は家で言えば土台になりますので、それが崩れると上にある膝関節、股関節、上半身のバランスが崩れることになるのです。
上の図をごらんください。左足関節は外側に、右足関節は内側に重心が傾いています。足関節は脛の骨である脛骨・腓骨に挟まれていますので、体は図の矢印の方向に捻じられてます。今回は脚のラインにフォーカスしてますので、ふくらはぎの外側が張る、外モモが張って脚が太く見える現象は、実は足関節のバランスが崩れ、その殆どは重心が内側に落ち、膝が内側に向いているのが原因なのです。
これを改善するためには、当然ながら足関節のバランスを正しいポジションにしてあげる必要があります。
参考文献 「運動連鎖~リンクする身体 文光堂」
美脚エクササイズ
足裏の筋肉を鍛える
脚の外側の張りを無くし、バランスの良い脚にするためには、足関節のバランスを整える必要があります。そのためには足裏の筋肉を意識して、正しいポジションで立てるようにしなくてはいけません。そこで意識したい筋肉が短母趾屈筋です。足底にも沢山の筋肉があり足関節を支えていますが、この短母指伸筋は親指の第二関節から足裏の中央部分にくっ付いている筋肉で、これがアーチを作る上で重要な働きをします。
赤い矢印で示した部分が短母趾屈筋です。この筋肉を鍛えて活性化させることで正しい重心で立ちやすくなり安定感がでます。ではレッツトライ!
題して「チョキチョキエクササイズ」最初、床に膝立ちの状態で座り片足を踵は床につけて親指を上に、残りの指を少し下に曲げます。
次に、親指を下にして残りの指を少し上に上げます。この動作を何回か繰り返します。
ポイントは親指の第二関節からしっかり曲げること。そうすると、短母指伸筋がしっかり使えて足裏が攣る感覚になります。
この動作を片足で10~20回行います。このチョキチョキエクササイズは、やるぞー!って感じ類ではないのでトイレで用を足している時や、湯舟に浸かっている時にちょこちょこやってみてください。
動画の方が解りやすいかな?