東京都文京区本郷三丁目Personal training studioカメシチ
管理栄養士&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。
1. 年齢とともに変化する「痩せにくさ」と向き合う
30代を過ぎると、「以前より体重が落ちにくくなった」「疲れやすくなった」と感じる人も多いのではないでしょうか。
その主な原因は、基礎代謝の低下や運動量の減少、そして食習慣の乱れです。
運動の時間がなかなか取れないという方にとって、ダイエットの基本はやはり「食事」です。中でも注目される「カロリー制限」と「糖質オフダイエット」の違いを理解し、自分に合った方法を選ぶことが、成功の近道です。
2. カロリー制限ダイエットとは?基本の考え方
カロリー制限とは、「摂取カロリーを消費カロリーより抑える」ことで体重を減らす王道の方法です。
メリット
- 栄養バランスを維持しやすい
- 食材の自由度が高く、外食でも対応しやすい
- 長期的な体重コントロールに向いている
注意点
- 極端に減らすとエネルギー不足や代謝低下のリスクがある
- 空腹感との付き合い方がカギ
例えば、1日2200kcal必要な人が1800kcalで過ごせば、1週間で体脂肪約300g(2400kcal相当)が減る計算です(※個人差あり)。
3. 糖質オフ(ローカーボ)ダイエットの特徴
糖質オフダイエットとは、ご飯・パン・麺類などの炭水化物を制限することで、血糖値の上昇を抑え、インスリン分泌を減らすことを狙った食事法です。
メリット
- 比較的早く体重が落ちやすい
- 食後の眠気や集中力の低下が起きにくくなる
- 血糖値が安定しやすい
注意点
- 糖質の摂りすぎを控えようとして、野菜や果物も制限しすぎる傾向が出ることも
- 食物繊維不足になり、便秘や腸内環境の悪化につながる恐れあり
特に女性に多い便秘リスクについては、以下の記事も参考にしてください。
▶️関連:「便秘に悩む方に伝えたい大切なこと」
4. どちらを選ぶべき?目的別に比較してみよう
比較項目 | カロリー制限 | 糖質オフ |
---|---|---|
方法の違い | 摂取カロリーを全体的に抑える | 主に炭水化物を減らす |
継続のしやすさ | 高い(柔軟性あり) | 個人差あり |
体重の落ち方 | ゆるやか | 比較的早い |
栄養バランス | 保ちやすい | 偏りやすい |
向いている人 | 長期でゆっくり体型改善したい | 短期間で数値を落としたい |
無理なく続けられる方法こそが、あなたに合ったダイエット方法です。
5. 忙しい日常に取り入れるコツ
どちらの方法も、実践にはちょっとした工夫がカギになります。
- 買い物リストを作る:高たんぱく・低脂質・食物繊維を意識
- 間食を見直す:スナック菓子から、ナッツやヨーグルトに
- 朝食を抜かない:代謝を上げるためにも朝食は必須
- 1日1食は自炊する:全体の栄養バランスを整えやすくなる
時間がなくても、「できる範囲で」「頑張りすぎない」が大切です。
食事内容を整えながら、腸内環境や代謝アップにも目を向けると、より効率的に変化を実感できます。
6. まとめ:無理なく続けられるダイエットこそが最良の選択
糖質オフもカロリー制限も、どちらも正しい方法で実践すれば、体重のコントロールや体調の改善に効果的です。
ただし「短期間で大幅に痩せる」ことだけを目標にすると、栄養の偏りやリバウンドのリスクが高まります。
大切なのは、「この方法なら続けられそう」と思えるものを選ぶこと。
そして、完璧を目指すのではなく、柔軟に対応しながら習慣化していくことです。
カメシチのトータルダイエットコースは、糖質制限ではなく栄養バランスを重視したダイエット法になります。気になるかたは是非、トライアルセッションをお申込みください。