簡単に痩せることほど危険なことはない。ダイエットのサプリ、薬の闇を考える。

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「ダイエットしなくちゃ…」その焦り、どこから来ていますか?

東京都文京区本郷三丁目 Personal training studioカメシチ管理栄養士&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。
あなたは今の体型に満足していますか?

  • あと数キロ痩せたい
  • ウエスト周りのお肉が気になる
  • ヒップラインが崩れてきた
  • フワッとした服で体型を隠している

多くの方が「痩せたい」と思いながらも、食事制限や運動が続かず、気づけば体重が増えている…。
そして健康診断で「中性脂肪の増加」「血糖値上昇」「糖尿病予備軍」と指摘され、「ダイエットしなさい」と言われて初めて焦る。

そんな経験はありませんか?

実は、現代社会そのものが“太る仕組み”になっているのです。


現代社会は“太るようにできている”

コンビニやカフェに並ぶスイーツ、砂糖たっぷりのドリンク、外食チェーンの高カロリーメニュー。
これらの食品は手軽で安く、しかも「美味しく感じるよう」設計されています。

その理由は、砂糖や脂質の中毒性
これらは脳内でドーパミンを分泌させ、快楽を感じさせます。
つまり、「食べると幸せ」「また食べたい」というループが自然に作られてしまうのです。

私たちは知らず知らずのうちに、「太るようにプログラムされた社会」で生活しています。

中性脂肪と炭水化物の組み合わせは太りやすい
中性脂肪と炭水化物の組み合わせは太りやすい

「ダイエット薬」や「サプリ」が人気の理由

「食べたいけど痩せたい」という矛盾する願望は、巨大なビジネスを生みました。
いま日本のダイエット関連市場は1兆円を超える規模にまで成長しています。

テレビCMやSNSでよく見かける、

  • 「脂肪の吸収を抑える」
  • 「糖の吸収をコントロールする」
  • 「飲むだけで痩せる」
    といったダイエットサプリや薬がその代表です。

最近ではGLP-1受容体作動薬(オゼンピック、ウゴービなど)が注目を集め、「医師が処方するダイエット薬」として話題になっています。

しかし、これらの薬やサプリには副作用リバウンドのリスクもあります。


ダイエット薬の副作用を正しく知る

ダイエット薬の多くは「食欲を抑える」「脂肪の吸収を防ぐ」「糖の吸収を遅らせる」など、体の代謝機能に直接作用します。
そのため、効果が出やすい一方で、以下のような副作用も報告されています。

GLP-1受容体作動薬の副作用

  • 吐き気・嘔吐・便秘・下痢
  • 筋肉量の減少による基礎代謝の低下
  • 倦怠感、めまい、脱力感
  • 薬をやめた後のリバウンド(食欲の急増)

脂肪吸収抑制サプリの副作用

  • 下痢や腹部膨満感
  • 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収不足
  • 長期使用による栄養バランスの崩れ

これらの副作用は、「痩せる」ことだけを目的にして、体の仕組みを無理に操作していることが原因です。

人間の体はもともと、「飢餓から生き延びる」ためにホルモンバランスを細かく調整するよう設計されています。
それを薬で強制的に変えれば、当然どこかにしわ寄せが生まれるのです。


サプリや薬に頼らないダイエットの基本は「自分の体を知る」こと

健康的に痩せるために最初に行うべきは、自分の体を知ること

体重だけでなく、

  • 筋肉量
  • 体脂肪率
  • 内臓脂肪レベル
  • 基礎代謝量
    を把握することで、「自分の燃える力」を数値で確認できます。

体重が減っても筋肉が減っていたら、それは“痩せた”のではなく“代謝が落ちた”状態です。
結果的に、リバウンドしやすい体になってしまいます。


運動嫌いでもできる!代謝を落とさないピラティス

「運動は苦手…」「続かない…」という人こそ、ピラティスが最適です。

ピラティスは呼吸と姿勢を整えながら、体の深層部(インナーマッスル)を目覚めさせる運動。
筋肉を大きくしなくても代謝を高め、姿勢や呼吸を改善することで、脂肪を燃えやすい体質をつくります。

さらに、呼吸によって自律神経が整うことで、ストレス食いや暴飲暴食を防ぐ効果も。
「運動=つらい」ではなく、「整うことで自然に痩せる」という感覚を大切にしましょう。


食べながら痩せる!管理栄養士が教える食事のポイント

極端な糖質制限や断食は、短期間では体重が落ちても、長期的には筋肉を減らしリバウンドの原因になります。
重要なのは「食べ方を変える」ことです。

食べながら痩せる3原則

  1. 糖質は“悪”ではない
     → GI値の低い食品(玄米、オートミール、野菜)を選びましょう。
  2. たんぱく質を毎食しっかり
     → 肉・魚・卵・大豆製品で筋肉を守る。
  3. 血糖値を急上昇させない
     → 野菜→たんぱく質→炭水化物の順で食べる“ベジファースト”が効果的。

食事を「制限」ではなく「選択」として考えることで、無理なく続けられる健康的なダイエットが可能になります。


痩せることは「自分を大切にする」こと

ダイエットは「我慢」でも「罰」でもありません。
それは、自分の体を労わり、未来の自分を守る行為です。

薬やサプリに頼って一時的に痩せるより、

  • 体を整える
  • 呼吸を深める
  • 栄養を満たす
    この3つを続けることで、リバウンドしない“本物の健康体”が手に入ります。

あなたの体は、努力した分だけ必ず応えてくれます。
焦らず、丁寧に、自分の体と向き合いましょう。


Personal training studioカメシチ
文京区本郷三丁目-32-3
管理栄養士&ピラティストレーナー 吉田尚弘

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