はじめに|ストマックマッサージは「地味だが、身体を根本から変える種目」
東京都文京区本郷三丁目Personal training studioカメシチ、管理栄養士&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。
マシンピラティスに通っている方でストマックマッサージという種目をご存じでしょうか?いちいち種目名を言ってからセッションには入らないので、分からない方も多いかと思います。
- 正直きつい
- 何に効いているのか分からない
- ただ脚を動かしているだけに感じる
そう思いながら、なんとなく行っている方も多いかもしれません。
しかし実際のストマックマッサージは、
姿勢・下腹・腰の安定性を同時に整える、マシンピラティスの中でも「最も基礎的で重要な種目」
です。
派手さはありませんが、
この種目を正しく理解し、正しく行えるかどうかで、
- 他の種目の効き方
- 日常動作の安定感
- 腰や股関節への負担
が大きく変わります。
本記事では、
- ストマックマッサージとは何を練習している運動なのか
- なぜ多くのスタジオで必ず行われるのか
- どんな身体の人に、どんな効果が出やすいのか
を、一般の女性にもイメージしやすく、かつ専門的な視点も交えて解説します。
Stomach Massageとは?|見た目以上に「中身」が重要な運動
ストマックマッサージは、リフォーマーに座った姿勢で、
- 上半身は安定させたまま
- 脚でキャリッジを前後に動かす
エクササイズです。
見た目だけを見ると「脚の運動」に見えますが、
実際に最も重要なのは、
「お腹で体を支えた状態を崩さずに、脚を動かすこと」
です。
例えば、
- 片足で靴下を履く
- 階段を上る
- 立ったままズボンを履く
こうした日常動作でも、私たちは無意識に
体幹(お腹・胴体)を安定させながら脚を動かしています。
ストマックマッサージは、
日常動作の土台になる「体幹と脚の連動」を、安全な環境で練習する運動
と考えると、理解しやすいでしょう。
なぜマシンピラティスで必ず行われるのか
ストマックマッサージには、大きく3つの目的があります。
① お腹で体を支える力を身につける(体幹の安定)
この種目では、
- お腹に適度な緊張を保ったまま
- 脚だけを動かす
という状態を作ります。
このとき主に働くのが、
腹横筋や骨盤底筋群などの**深層筋(インナーマッスル)**です。
これらがうまく働かないと、
- 姿勢が崩れやすい
- 腰に余計な負担がかかる
- 下腹だけぽっこり出やすい
といった状態になります。
ストマックマッサージでは、
「お腹にコルセットを巻いたような安定感」
を体で覚えることが、最大の目的のひとつです。
② 腰ではなく、股関節で脚を動かす練習
多くの女性は、脚を動かすときに無意識に
- 腰を反らせる
- 骨盤を前後に動かす
クセを持っています。
この動きが積み重なると、
- 反り腰が強くなる
- 腰痛を繰り返す
原因になります。
ストマックマッサージでは、
「腰の位置を変えずに、股関節だけを動かす」
という動きを繰り返し練習します。
その結果、
- 腰に負担の少ない動き
- 疲れにくい身体の使い方
が自然と身についていきます。
③ 上半身と下半身をつなぐ「動きの連動」を作る
身体は、
- 上半身
- お腹(体幹)
- 下半身
が別々に動いているわけではなく、
一本の鎖のようにつながって動いています。
ストマックマッサージは、
- お腹で支え
- 脚で動く
という、動きの基本構造を作る種目です。
ストマックマッサージで得られる主な効果
① 姿勢が安定しやすくなる
体幹を保ったまま背すじを伸ばすため、
- 猫背
- 反り腰
- 骨盤の前後傾
が整いやすくなります。
「立っているだけで楽になった」
と感じる方も多い理由です。
② 下腹が内側から引き締まりやすくなる
ストマックマッサージでは、
- 下腹の奥
- 内臓を支える筋肉
がしっかり使われます。
そのため、
体重は変わらないのに、下腹だけすっきりする
という変化が出やすいのが特徴です。
③ 腰痛予防につながる
体幹が安定すると、
- 動作中に腰がブレにくくなる
- 腰への局所的な負担が減る
ため、
- 慢性的な腰痛
- ぎっくり腰の再発
の予防にもつながります。
3つのバリエーションの違いと役割
① Round(ラウンド)|丸めて「下腹を目覚めさせる」
背中と腰をやさしく丸めて行うバリエーションです。
背骨を丸めることで、
- 下腹に自然と力が入り
- 腹圧を感じやすくなります
反り腰傾向の方に多い
**「腰で頑張るクセ」**をリセットする役割があります。
向いている人
- 下腹を引き締めたい
- 反り腰が気になる
- 腹筋の感覚が入りにくい
② Flat(フラット)|伸ばして「良い姿勢を定着させる」
骨盤を立て、背すじを伸ばして行います。
Roundで作った腹圧を保ったまま、
- 正しい姿勢
- 股関節の動き
を同時にコントロールする練習です。
向いている人
- 姿勢をきれいにしたい
- 猫背が気になる
- 日常動作を楽にしたい
③ Twist(ツイスト)|動きの中で「安定させる」
背すじを伸ばしたまま、体を軽くひねって行います。
- 体の軸を保つ
- 左右差をコントロールする
能力が求められ、
歩行や振り向き動作に近い要素が含まれます。
向いている人
- 左右差が気になる
- バランスを整えたい
- 動きの安定感を高めたい
3つを行う意味|順番に意味がある
- Round:お腹に力を入れる感覚を作る
- Flat:良い姿勢で動く
- Twist:動きの中で安定させる
この順番で行うことで、
丸める → 伸ばす → ひねる
という背骨の基本動作がバランスよく整い、
姿勢改善や腰の負担軽減につながります。
まとめ|ストマックマッサージは「体の土台作り」
ストマックマッサージは、
腹筋を鍛える運動ではなく、
「お腹で体を支えながら、きれいに動く練習」
です。
- 姿勢
- 下腹
- 腰の安定
- 日常動作の質
を同時に高められるため、
マシンピラティスを始めた方が最初に身につけたい最重要種目と言えます。
Personal training studioカメシチでは、
一人ひとりの姿勢や動きの癖に合わせて、
無理なくストマックマッサージを指導しています。
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