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筋肉の偉大さを知る。

東京都文京区千石パーソナルトレーニングスタジオkame7オーナー、脚痩せ&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。

今回は私が普段から皆さんが鍛えている筋肉についてお話したいと思います。私達が普段何気なく動かしている筋肉。実は私達の体にとって重要な働きをしてくれることが分かってきました。単純に体を動かし、カロリーを消費してくれるものではないのです。

筋肉の動き

筋肉は私達の意思で動かせる随意筋と不随筋に分けることができます。心臓や胃・腸などは意思とは関係なく動く不随意筋になりますが、随意筋は自分の意思で関節を動かす筋肉で骨格筋と呼びます。私達の体は約600以上の骨格筋で構成されており、これらが常にバランスを保ちながら収縮して体を動かしているわけです。例えば、歩行運動にしても踏み出しは足首周りの筋肉からふくらはぎ、太ももの筋肉が使われ、バランスを保つために腹筋群や腕周りの筋肉を無意識に使っています。逆に言えば、筋肉の使い方のバランスが崩れると腰痛などが発生しやすくなります。

筋肉は状況に応じて変化する

人間の文明は、基本的には体を動かさず楽をして生活するために進化してきました。洗濯板で洗濯する行為を洗濯機が、階段の昇り降りをエスカレーターやエレベーターが、自転車を乗る時はなるべく楽に進めるようにアシストが付くようになり、これって全部、筋肉を極力を使わない動きになります。

筋肉って体の中でとっても大事な部位だと思いがちですが、かなりエネルギーを消費する厄介者。人間は飢餓の歴史を繰り返してますから常に省エネで過ごせるように機能します。筋肉が多い人は基礎代謝が高く痩せやすいですが、逆に飢饉が訪れた場合は真っ先に筋肉が減って代謝が維持できない人達でもあります。
生活が便利になって体を動かさなくなると余計なエネルギーばかりを消費する筋肉は真っ先に減らされます。日頃から筋肉に一定の負荷を与えて鍛えていてもアシスト付き自転車、車に乗って生活しているとよほどのトレーニングをしないと筋肉は減る傾向にあります。筋肉量を維持することは代謝を上げて熱を発して体調を整えるためにも大切ですから、筋トレ以外でも普段から階段を使うなど筋肉に刺激を入れましょう。

筋肉が病気を防いてくれるかも

筋肉を動かし、鍛えて筋肉量アップ!そして痩せやすい体質になるんだ!っと意気込んている方もいらっしゃると思います。
筋肉はエネルギーを消費してダイエットに役立つだけじゃなく、実は様々な病気を予防してくれる効果があるのではないか?という研究結果が最近出てきました。筋トレをすることで色々な物質が筋肉から分泌されるのですが、その総称を「マイトカイン」と呼んでいます。このマイトカインの働きで癌が治った、うつ病の抑制になったなどが報告されたようです。そして、マイトカインの中で注目されている物質がIL-6(インターロイキン6)です。このIL-6がメタボリックシンドロームによる心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病のリスクを抑えてくれる働きがあるのではないか?と注目されています。まだ研究段階のようですが、筋肉が単にエネルギーを消費するだけじゃなく病気を抑える働きがあるかもしれないのです。

参考サイト 健康ch 日本呼吸器学会誌

如何でしたでしょうか?筋肉ってすごいですよね。私からの結論は結局、一緒に鍛えましょう!という事です!

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