ダイエットしても痩せない人が見落とす甲状腺ホルモンの話

野菜を食べるのと炭水化物だけ食べるのでは痩せ方が違います BLOG
野菜を食べるのと炭水化物だけ食べるのでは痩せ方が違います

東京都文京区本郷三丁目Personal training studioカメシチ、管理栄養士&ピラティストレーナー吉田尚弘です。

皆さんは「食事も気をつけてる」「運動もしてるのに…」 それでも体重が減らないどころか、少しずつ増えていく。

そんな悩みを抱えていませんか? もしかしたらその原因、見逃されがちな“甲状腺ホルモン”にあるかものかもしれません。
今回のテーマは、女性にとってとても大切な「代謝」と「ホルモン」の話です。日々の努力が報われない理由を、一緒に見つけてみましょう。


代謝のカギを握る「甲状腺ホルモン」って?

甲状腺は首の前側にある小さな臓器。 そこから分泌される「T3」「T4」というホルモンは、私たちの代謝をコントロールする、まさに“体のエンジン”です。

  • 体温を上げる
  • 脂肪や糖を燃やす
  • 心拍や血流を整える
  • 精神の元気さにも関与

つまり、甲状腺の調子が落ちると、身体のスイッチがオフになり、どんどん「動けない・燃えない・疲れやすい体」になるのです。


甲状腺の不調で、体がどんどん“スロー”になる

甲状腺ホルモンが不足すると、体はエネルギーを節約しようとします。

  • 冷えやすい
  • 朝起きるのがつらい
  • 便秘がち
  • むくみがとれない
  • 疲れてるのに眠れない
  • 心が落ち込みやすい

このような症状が重なると、気力も体力も奪われて、さらに太りやすくなる悪循環に。


食べてないのに太る…その正体は?

「そんなに食べてないのに、なぜ太るの?」 それは代謝が落ちて、脂肪を燃やす力が弱くなっているからかもしれません。

さらに、甲状腺機能が低下すると水分代謝もうまくいかなくなり、

  • むくみがひどくなる
  • 腸の動きが悪くなりガスや便が溜まる
  • 活動量が減って筋肉が落ちる

このような変化が、“体重増加”として表れます。体重計の数字だけでは測れない、「見えない変化」が起こっているのです。


栄養不足がホルモンを止めていることも

「カロリーを抑えてるのに痩せない…」そんな時こそ、栄養を見直すチャンスです。

ホルモンの材料となる栄養素が不足すると、代謝の火が完全に消えてしまいます。

  • ヨウ素(海藻・魚)
  • セレン(ナッツ・魚介)
  • 亜鉛(肉・卵)
  • 鉄(レバー・赤身肉)
  • タンパク質(肉・魚・豆製品)

特に女性は、生理やストレス、過度なダイエットでこれらが欠けやすく、知らず知らずのうちに“低栄養”状態に陥っていることも考えられます。


ストレスで甲状腺がブレーキをかける

強いストレスや睡眠不足が続くと、体は「緊急モード」に。

副腎という臓器からストレスホルモン(コルチゾール)が大量に出て、 今度はそれが甲状腺を抑え込んでしまいます。

  • 夜眠れない、寝てもスッキリしない
  • 焦りや不安が強い
  • 甘い物・カフェインがやめられない

これらはストレスのサインかもしれません。 詳しくはこちらのブログを参照してください。
朝起きられない・夕方ぐったりするのは腸内カンジダ?副腎疲労と甘い物依存の怖い関係


便秘とぽっこりお腹は「腸」と「ホルモン」のSOS

甲状腺が元気を失うと、腸も元気をなくします。

  • 蠕動運動が弱くなる
  • 便秘、ガス溜まり
  • 下腹が出やすい

こうした症状も、実は“ホルモンの乱れ”が原因の一つ。 腸の状態が悪いと栄養の吸収も落ちるので、体に必要なミネラルやビタミンが届かず、ますます代謝が落ちてしまいます。


ダイエットの成功は「しっかり食べる」ことから

「痩せたいから食べない」では、かえって太りやすくなる。

そんな事実に、多くの女性が気づき始めています。

  • 朝ごはんで代謝をONに
  • 毎食、たんぱく質を意識
  • 鉄分・亜鉛・マグネシウムを補う
  • 白砂糖・小麦製品・添加物を控える

食べることは、自分を満たすこと。 代謝を上げたいなら、「食べない」ではなく「正しく食べる」が鍵になります。


軽めの運動でも、代謝はちゃんと上がる

疲れている時に「激しい運動」なんて無理。 でも、だからこそ“ゆるやかに動くこと”が効果的です。

  • 朝の軽いストレッチ
  • 呼吸を深く意識したウォーキング
  • ピラティスなど、内側を意識したエクササイズ

筋肉がつくと、代謝は自然と上がります。 何より、自分の体が「まだ動ける」と感じられることが、心の支えにもなります。


検査でわかる、見えないホルモンバランス

「もしかして…」と思ったら、血液検査で甲状腺ホルモン(TSH、FT3、FT4)を調べてみましょう。

見た目や体調だけではわからない、微細な変化が数値として表れることもあります。

気になる時は、医師や専門家に相談するのが一番の近道です。


あなたの身体が変わるきっかけは、きっとここにあります。 「頑張っても報われない」と感じていた毎日が、少しずつでも報われるように。

その第一歩が、体の声を聞き、必要な栄養を届けることから始まりますよ!

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