東京都文京区千石・巣鴨パーソナルトレーニングスタジオkame7の管理栄養士&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。
日頃からダイエット指導をしている中で、普段口にしているものが、どのように影響するのかが分からず食事を軽視する傾向があるように感じ、ダイエットに関わらず多くの方がより健康に過ごすためにもっと栄養の知識を身に着けた方が良いのではないか?という気持ちが沸いてきました。中国には医食同源という言葉がありますが、身体の細胞はすべて、私達が食べたものでできています。極端に言えば、体調が崩れたり、病気になったりするのは私達が口にする食べ物が原因だったりする可能性もあるわけです。逆もまた然り。
そんなわけで、皆さんが健康で気分よく過ごすために、基本的な正しい栄養知識を得えて、さらにそれをダイエットの知識として利用していただければと考えております。
▼ 目 次
5大栄養素とダイエット
まずは、栄養って何だっけ?というところから始めましょ。栄養には5大栄養素があり糖質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルの5つですが、そのうち糖質・脂質・たんぱく質は体の細胞の材料となり、ビタミン・ミネラルは代謝の流れを作っていきます。この5つの栄養素が関わり合いながら私達の体を形成していくわけですが、細かいことは追々、お伝えしていきますが、栄養素は5つあるんだという事は覚えておくと良いです。
消化・吸収の流れ
私達が毎日口にしている野菜、肉、魚、果物から栄養を補給していますが、どのような経路でその栄養が消化され、吸収されていくかの流れを簡単に知っておくの大切な事。大まかな事を知っていれば十分です。
上の図を参考に、私達が口にしたものはすべて、胃を通り、十二指腸で膵臓で作られる膵液が分泌され、その過程で食べたものを体内に吸収しやすい状態になりますが、これが消化です。その後、小腸に移動し殆どの栄養素は吸収されていく流れになります。
吸収されなかった食物繊維などがそのまま大腸へ移動し水分が吸収されながら便として形作られて体外に排出されるわけです。
小腸で吸収された栄養達は、直接または肝臓を経由して、脂肪・筋肉の他、髪の毛や皮膚、ホルモン、血液の材料として使われ身体を作ります。まさに、私達の身体は食べて物でできているのです。
次回は最もダイエットに関係のある糖質の代謝・流れについてお伝えします。