「また今日も…」頭を触るたびに落ちるフケ。もううんざり。
何をしてもフケが止まらない。
高いシャンプーに変えてみた。皮膚科にも行った。食生活も見直した。
なのに、気づけば黒い服の肩に白い粉のようなフケがちらほら。鏡を見るたび、ため息が出る…。
「どうして私だけ?」
「何が悪いの?」
こんなふうに悩んでいませんか?
もしあなたが長年フケに悩んでいて、頭皮のケアだけでは改善しないなら、本当の原因は“腸”にあるかもしれません。
今回は、あまり知られていないけれど、じつは深く関係している「腸内カンジダ」と「リーキーガット」というキーワードから、フケの根本原因とその改善法をお話しします。
フケってなんで出るの?ただの乾燥や皮脂だけじゃない現実
フケとは、頭皮の表面にある古い角質細胞がはがれ落ちたもの。でも、誰にでもある程度はあるはずなのに、なぜ自分だけ異常に出てしまうのか?
フケには大きく2種類あります:
- ❄ 乾性フケ:白くて細かく、パラパラと落ちるタイプ。頭皮の乾燥が原因。
- 💧 脂性フケ:ベタつきがあり、皮膚にこびりつくようなタイプ。皮脂分泌や常在菌の異常繁殖が関係。
でも、どちらにも共通しているのは「頭皮の炎症」や「ターンオーバーの乱れ」が背景にあるということ。
そしてこの“炎症”や“再生不良”が起こる根っこに、腸の不調が潜んでいる可能性があるんです。
「腸と肌って関係あるの?」実は密接につながっていた「腸-皮膚軸」
「フケと腸?関係あるわけないじゃん」と思うかもしれません。
でも、最新の研究では、腸内環境と肌の健康は深くつながっていることが分かってきました。これを「腸-皮膚軸(Gut-Skin Axis)」といいます。
例えば、腸内環境が悪化すると:
- ✔ 炎症を促す物質が全身にまわる
- ✔ 栄養吸収が悪くなって肌の再生力が落ちる
- ✔ 免疫のバランスが崩れてアレルギー反応が出やすくなる
つまり、「腸が荒れると肌が荒れる」のは自然な流れなんです。
見えない敵「カンジダ菌」。あなたの腸で今、増えすぎていませんか?
腸内には、細菌だけでなく「真菌(カビ)」も住んでいます。そのひとつがカンジダ・アルビカンス。

本来、カンジダは日和見菌と呼ばれ、通常は静かにしているのですが、ストレスなど腸内環境が悪化すると暴れ出します。現代人の生活はカンジダが増えやすい条件ばかり。
- 🍰 甘いものが大好き(砂糖はカンジダの大好物)
- 🍞 パンや小麦中心の食事が多い
- 🍺 アルコールをよく飲む
- 💊 抗生物質をよく使う
- 😫 ストレス・睡眠不足が日常
こうした生活を続けていると、カンジダが“暴走”し始め、菌糸という触手のような形で腸の粘膜に食い込んでいきます。
そして、その先に待っているのが「リーキーガット」。
腸に穴があく…?リーキーガットがもたらす全身の混乱
リーキーガットとは、腸の粘膜にすき間ができて、本来体内に入ってはいけないものが漏れ出してしまう状態のこと。
カンジダが暴走すると、腸壁が破壊され、以下のような物質が血液中に流れ込んでしまいます:
- 未消化の食べ物のかけら
- カンジダ菌そのもの
- 毒素(アセトアルデヒドなど)
すると、免疫が大混乱。「敵が入ってきた!」とばかりに過剰に反応し、慢性炎症が全身に広がっていきます。
その結果、頭皮にも炎症が波及し、かゆみ・皮脂の異常・角質の剥がれ=フケが起こるのです。
腸から頭皮まで、炎症が届く4つの理由
① 全身炎症で頭皮もボロボロに
腸のバリアが壊れ、炎症物質が全身にまわると、頭皮の炎症が悪化。皮膚が敏感になり、ちょっとの刺激でもフケが出やすくなります。
② 栄養が届かない。皮膚が修復できない
腸が荒れていると、亜鉛・ビタミンA・ビオチンなど、肌の修復に必要な栄養素が吸収されにくくなります。肌は栄養がなければ再生できません。
③ 免疫の暴走でアレルギー状態に
免疫が過剰反応すると、本来は無害な物質に対しても炎症を起こすように。アトピーのような症状や、脂漏性皮膚炎が出ることも。
④ ホルモン・皮脂バランスが狂う
腸内環境はホルモンや自律神経にも影響します。結果として皮脂分泌が乱れ、脂性フケの温床に。
頭皮ケアだけでは治らない。本当の改善は「腸から」
ここまで読んで、「もしかして自分も…」と感じたなら、今日から腸内環境を意識してみましょう。頭皮だけをケアしていても、根っこが改善されなければまた繰り返します。
今日からできる腸内カンジダ&フケ改善の5ステップ:
1. 甘い物・パン・アルコールを減らす
カンジダ菌の餌を絶つ。糖質依存からの脱出が第一歩。
2. 発酵食品&食物繊維で腸を育てる
味噌・ぬか漬け・玉ねぎ・大根・オリゴ糖など。善玉菌の味方を増やす。
3. 抗カンジダ食材を取り入れる
にんにく、ココナッツオイル、オレガノ、シナモンなどは天然の抗真菌作用があります。
4. 腸粘膜を修復する栄養素を
L-グルタミン(腸細胞のエネルギー源)、ビタミンA、亜鉛、ビオチンなどを意識して。
5. ストレスと睡眠を見直す
腸は心と直結しています。ストレスが多いと、腸内環境はすぐに乱れます。
まとめ:「私、ちゃんと体の声を聞いてあげてたかな?」
フケって、ただの“見た目の問題”じゃありません。
それは、体の内側が出しているSOSのサインかもしれないんです。
腸の中で炎症が起きている。
カンジダ菌が暴走して、腸に穴が開いている。
栄養が届かない。免疫が乱れている。
だから、頭皮もボロボロになってしまう…。
もしあなたが、長年フケに悩んでいるなら。
外側だけじゃなく、内側からのアプローチを始めてみてください。
腸を整えることは、肌だけじゃなく、心も、体全体も軽くしてくれます。
きっとあなたはもっと、気持ちよく毎日を過ごせるはずです。
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