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これだけ知っていればダイエットは成功する(代謝偏)

東京都文京区千石・本駒込パーソナルトレーニングスタジオKame7、管理栄養士&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。

これだけ知っていればダイエットは成功するシリーズ、第4回目は代謝について。これまで三大栄養素について書いてきましたが、今回は小腸から吸収された後、糖質・脂質・たんぱく質が細胞内でどのように代謝されてエネルギーを作り出しているのか?これを知っておくと、よりダイエットが楽しく、そして理解しておくことで、○○だけダイエットのような情報に惑わされなくなりますよ。

代謝される場所

三大栄養素、糖質、脂質、たんぱく質はそれぞれ口から入り小腸から吸収されて、血液中に糖質は血糖、たんぱく質はアミノ酸、脂質は中性脂肪として最終的には肝臓や筋肉の細胞内にあるミトコンドリアと呼ばれる器官で、とても複雑な流れで代謝されていきます。ミトコンドリアは小さい期間ですが、酸素を取り込み、ATPというエネルギーを生産して水と二酸化炭素を排出します。

ミトコンドリア内での流れ

ミトコンドリア内では、下の図のように沢山の流れがありエネルギー生産します。これらを全て説明するのは大変ですからできるだけ簡単に分かりやすく、栄養の流れを説明したいと思います。

<アセチルCoA>
上の図にピンク色で囲まれた枠の中に、アセチルCoAと書いてある部分があります。アセチルCoAはブドウ糖、アミノ酸、脂肪酸が代謝される過程で生成されATP(エネルギー源)を作る重要な場所になります(ATP以外にも色々な物質を作り出します)このアセチルCoAからエネルギーが作られる流れを、糖質・脂質・たんぱく質の流れから見てみましょう。


・糖質-ブドウ糖までに分解された糖は、三通りの流れがあり、①エネルギー源として使われるため、ブドウ糖はピルビン酸→アセチルCoAという化合物になりATP(エネルギー)を生み出します。②肝臓で貯蔵エネルギーとして蓄えられます。③余ったブドウ糖は脂肪として蓄積されます。

・脂質-中性脂肪から脂肪酸となってアセチルCoAを経てATPを作り出しますが、その逆パターンもありエネルギーとして消費できない脂肪酸はまたアセチルCoAから中性脂肪に変換されます。また、糖質もエネルギーとして使われなかった分は上記の③のように、またもアセチルCoAを経て中性脂肪として蓄えられます。

・たんぱく質-たんぱく質は糖質や脂質と違い、たんぱく質は最終的にアミノ酸になり、筋肉、ホルモンなどの体の材料で使われます。しかし、糖質・脂質から十分にアセチルCoAが作られないと、アミノ酸を材料としてATP(エネルギー源)を作り出します。できればアミノ酸をエネルギー源にするのは避けたいところです。

まとめ

三大栄養素の糖質と脂質は主にエネルギー源として使われます。さらに、エネルギー源として余った糖質と脂質は中性脂肪として蓄えられ、必要に応じて再びエネルギー源として使われます。

・たんぱく質は、主に体を作る材料と使われますが、糖質や脂質などから十分なエネルギーが作られない時は、エネルギー源として使われ筋肉が減ってしまい基礎代謝が下がるため、痩せにくくなりリバウンドしやすくなります。完全は糖質カットはせずに、炭水化物はある程度食べて、たんぱく質をしっかりと摂ることが重要になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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