本郷三丁目カメシチブログ

ピラティスで体を再構築していく

こんにちは。文京区本郷・湯島Personal training studioカメシチ、トレーナーの吉田尚弘です。

ピラティスは、体幹強化、呼吸制御、姿勢改善を重視するエクササイズで、発達発育の法則(乳幼児の運動発達プロセス)と深く結びついています。今回は赤ん坊が立ち上がるまでの過程とピラティスの関係について見てみましょう。

発育発達の法則とは

発達発育の法則は、赤ちゃんが頭部コントロール、寝返り、ハイハイ、歩行を段階的に習得する過程を説明します。鍵は体幹の安定性姿勢制御で、横隔膜や深層筋が中心的な役割を果たします。動きは「体幹から四肢へ」進化し、姿勢が運動の基盤となります。

ピラティスとの関係

ピラティスは発達発育の法則と次の点で一致します:
  1. 体幹の安定性ピラティスの「パワーハウス」は、腹横筋や多裂筋を強化し、赤ちゃんの這う動作で発達する体幹安定性を再現。「プランク」などでこれを強化します。
  2. 呼吸の役割:横隔膜主導の呼吸は体幹安定性を高め、ピラティスの胸式呼吸がこれをサポートします。
  3. 姿勢と動きの統合:ピラティスエクササイズなどで体幹を安定させつつ四肢を動かし、発達発育の体の中心部から遠心部への動きに繋げます。
  4. 機能的再教育:ピラティスは不良姿勢や腰痛を修正し、乳幼児期の自然な運動パターンを取り戻す。起き上がり腹筋の「ロールアップ」は寝返りに似た動きで脊柱の機能を向上させます。

ピラティスが発育発達の法則を生かす具体例

1.腰痛改善
腰痛の多くの原因は、体幹の安定性不足や不良姿勢にあります。発達発育の法則に基づけば、体幹の深層筋(特に腹横筋や多裂筋)がちゃんと機能していないのが問題になります。ピラティスの動きは、これらの筋群を活性化し、赤ちゃんが這う際に使う体幹の安定性を再現します。クライアントがこれらのエクササイズを定期的に行うことで、腰痛が軽減し、機能的な動きが回復します。

2.スポーツのパフォーマンス向上
スポーツをやっている方には、効率的な力伝達と怪我の予防は重要です。発達発育の法則では、四肢の動きは体幹の安定性に左右されます。ピラティスの「リフォーマー」を使ったエクササイズは、体幹を安定させながら四肢の動的な動きを要求し、発達発育の法則に基づく中心部から遠心部への力の流れを強化します。これにより、より強いパフォーマンスを発揮し、怪我のリスクを軽減できます。

ピラティスリフォーマーをやる女性

まとめ

ピラティスは、発達発育の法則に基づき、体幹安定性や姿勢制御を強化する科学的ツールです。腰痛改善からパフォーマンス向上まで、身体の基盤を築くピラティスをぜひ活用してください。

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